着付け教室で取得できる資格とは?種類と教室のコース内容も紹介
日本の伝統衣装として昔から愛されている着物。美しい装いに「日本人として、着物を自分で着てみたい」「友人や自分の子供に着物を着せてあげたい」「着付け関連の資格に興味がある」といった方も多いのではないでしょうか。この記事では、着付け教室のコース内容や着付けに関する資格について紹介しています。着付けに興味がある方はぜひ参考にしてください。
着付けに関する資格とは?
着付けの資格には、厚生労働省認定の国家資格と各機関が独自に認定する民間資格が存在します。多種多様な資格内容について紹介しています。
国家資格「着付け技能士」・「着物着付指導士」
国家資格としては2種類があり、全日本着付け技能センターが試験を行う「着付け技能士」と、厚生労働省認定の全日本和装コンサルタント協会、社内検定である「着物着付指導士」があります。
どちらも学科試験と実技試験の両方があり、着物に関する幅広い知識と技術を必要とする内容となります。受験資格に実務経験が必要な級もあり、難易度としては高めの資格です。
民間資格「きものコンサルタント」「きもの講師資格」など
国家資格自体が2000年以降に作られたものであるため、それまでは民間資格が一般的でした。そのため、それぞれのスクールや団体が定めた資格も多く存在します。美容師や医師などと違い、国家資格がなくても着付けを仕事にすることは可能なため、「民間資格を取得して実務経験を積みたい」という方におすすめです。
例としては、きものコンサルタント協会が認定する「きものコンサルタント」、日本和装教育協会が認定する「きもの講師資格」など。レベルや難易度も違う数多くの資格があるので、習得度やレベルに応じて資格を取得し、モチベーションアップを図れます。
着付け教室のコース内容
着付け教室は全国に多く設置されていて、その内容や目的もさまざまです。
初心者がカジュアルに学べるコースから、資格への対策に特化したコースなどその内容を紹介します。
着物の楽しさにふれられるコース
「着楽楽kimono教室」のコースは初級・中級・上級とコースが分かれていて、初心者でも基礎からしっかり学べます。全10回+ネイルや髪形などの特別講座2回で構成される初級コースを修了すれば、自分で着付けてお出かけできるレベルを目指せるので、まずは着物の楽しさにふれてみたいという方におすすめです。各コースの最後には実技と筆記の試験もあり、学んだことへの自信につながります。
国家資格取得を目指すコース
「着付け技能スクール メイクボックス」では、国家資格である着付け技能士を目指すコースが受講できます。初心者が1年かけて筆記・実技試験に向けて対策をしていくコースをはじめ、着付け技能士プラスアルファとして髪形やメイクアップなどを学べるコースなどが揃っています。コストはかかりますが、着付け関連のプロとして資格取得を目指したい方におすすめです。
民間資格が目指せるコース
通学・自宅・オンラインと自分にあった方法で着付けが学べるのが、「きものカルチャー研究所」です。コースの難易度や生徒の実績などに応じて、きものコンサルタント、きもの教授といった認定証を取得することが可能です。オンラインで認定試験まで受験できるものもあるので、住んでいる場所を問わず受講が可能です。
着付け教室で取得できる資格についてまとめ
多くの着付け教室があり、どのレベルを目指すのかで、着付け教室やコース内容が変わってきます。着付けのプロとして資格を取得したいという方から、趣味で着物生活を楽しんでみたいという方まで、自分の目的にあわせて楽しみましょう。