捨てられない着物が変身!いま広がる着物リメイクの可能性

人生の特別な日に着る着物には、家族との思い出や歴史が詰まっていることが少なくありません。そんな思い入れのある大切な着物は、不要になったからといって簡単に手放せるものではありませんよね。

不要になった着物の活用法として、まず思い浮かぶのはリメイクするという方法ではないでしょうか。着物のリメイクは以前から行われていたものの、近年世界が取り組む「SDGs」の「サステナブル(持続可能)」という概念の定着とともに、その選択肢はますます増えてきました。

そこでこの記事では、着物リメイクについてどのような選択肢があるのか、具体的な事例をいくつかあげながら解説していきます。着物を手放せずに困っている人は、ぜひ参考にしてみてくだい。

注目の着物リメイク!さまざまな選択肢

引用元:読売新聞オンライン

着物特有の柄を生かした和風照明器具

埼玉県に工房を構える工芸作家は、着物生地を再利用した和風照明器具の行灯(あんどん)を制作しています。木材で作った型に、覆いとして着物生地を張り合わせていくことで、着物は行灯へと生まれ変わります。

着物ならではの繊細で美しい色柄が、光を透過させることで一層幻想的に浮かび上がるこの作品。切手のデザインに採用されるなど高い評価を得ており、使わない着物を提供したいという申し出も多いのだとか。思い出とともに空間をやさしく照らしてくれる照明器具は、大切な着物の活用法に打って付けといえそうです。

自分で作る!着物のリメイク教室も好評

もっと気軽に、お金をかけずにリメイクを楽しみたい方におすすめなのが、自分で着物のリメイクをするという方法。都内で開かれている着物のリメイク教室は、気軽に好きなものを作れるとあり、不要な着物を持参した参加者で賑わっています。自分で作ったものなら思い入れもひとしお。長く大切に使い続けられそうですね。

手軽にオーダー!普段着へのリメイクサービス

京都のとあるベンチャー企業は、使わなくなった着物を日常着に作り変えるサービスを開始しました。これは同社が以前から手がけている、着物をドレスにリメイクする事業で得たノウハウを生かした新サービス。

ドレスよりも気軽なトップスやワンピースといった普段着をリーズナブルな価格で提供することで、数千万〜数億点とも試算される個人宅の箪笥に眠る着物を、廃棄せずにいかしてほしいという願いから生まれたそうです。注文から着物の回収、完成品のお届けまでフルリモートで完結できる手軽さも魅力です。

引用元:PR TIMES

着物リサイクルでサステナブルな精神を継承

着物リメイクのさまざまな方法について、3つの事例をご紹介しました。

着物は糸をとけば一枚の布に戻り、また新たな着物にして繰り返し使うことができます。元来着物はとてもサステナブル(持続可能)な衣服であり、昔から日本人はその精神とともに次の世代へと着物を受け継いできました。着物を捨てずにリメイクして使い続けることは、今の時代の価値観に合うだけでなく、日本人が昔から持ち続けてきた“ものを大切にする”精神を引き継ぐことにもつながるのです。

今回ご紹介した方法以外にも、着物リメイクには今さまざまな可能性が広がっています。箪笥に眠る着物の処分に困っている人は、捨てるという選択をする前に、リメイクをして次にいかす道を検討してみてはいかがでしょうか。

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