着物の魅力再発見!アップサイクルで生まれ変わったラグジュアリーな帯バッグ
地球環境を守るために、ごみを増やさないサステナブル(持続可能)なものづくりに取り組む企業が増えています。
特にファッション業界のゴミ問題は深刻で、1年間で作った洋服の8割程度を廃棄するという事実をご存じでしょうか。また環境問題だけではなく、労働問題や社会問題にも配慮したエシカルファッションも認知され始めています。
着物業界では以前から、着なくなった着物や帯をワンピースやバッグ、ポーチなどへリメイクする動きもさかんにおこなわれていました。現在ではそこからさらに一歩進んで、アップサイクルという考え方も注目されています。
アップサイクルとは、不要になったものに新しいアイデアやデザインを加えることで、新たな価値を見出すという考え方。そのアップサイクルが、着物業界にどのような影響を与えるのでしょうか。
世界のセレブが注目!着物の帯を使った一点ものバッグ
国内初の快挙!“スパイスベベ屋”の着物帯地バッグ ニューヨークの高級セレクトショップ“Flying Solo NYC”で10月1日より販売開始!
情報参照元:@Press
ある日本のインディペンデントブランドは、日本の帯を使ってアップサイクルしたバッグを発表しました。日本の帯の美しさを最大限に活かしたデザインは、ファッションというよりはもはやアート!
リメイクの域にとどまらないスタイリッシュで独創的なデザインの帯のバッグは、世界のファッション業界を牽引するNYの高級セレクトショップの目に留まりました。取り扱うセレクトショップは、コロナ禍の中でも高級ブランドショップが立ち並ぶソーホー地区に2店舗をオープンさせたNYで最も注目されているお店です。
厳選された世界中のインディペンデントブランドが集まるこのセレクトショップで日本のブランドが取り扱われるのは初めてのこと。まさに快挙と言えるでしょう。帯で作られた一点ものの美しいバッグは「持ち歩けるアート」として、最先端のファッションに敏感なニューヨーカーやセレブの間でも人気です。
着物文化だけにとどまらず、日本の帯を最先端のファッションアイテムにアップサイクルしたバッグは、今の時代にマッチした象徴的な商品と言えるのではないでしょうか。
美しい着物をアップサイクル!着物の魅力を再発見
「民族衣装を自分で着られないのは日本人だけ」そう言われています。
七五三や成人式、結婚式など以外で着物を着る機会がないという方が多いのではないでしょうか。日常的に着物を着るのはハードルが高いと感じられるかもしれませんが、小物であれば比較的気軽に取り入れやすいと思います。
着物や帯のリメイク、アップサイクルされた商品は、日本ならではの美しい柄を気軽に日常使いできる点がメリット。華やかで艶やかな着物や帯は、気持ちをワクワクさせてくれます。着物や帯で作った雑貨、バッグを使うことで日本の文化である和装をぐっと身近に感じられますよ。和装への一歩として、まずは小物から取り入れてみてはいかがでしょうか。