着付け教室の利用者にアンケート!その結果は?
着物は日本の伝統的な民族衣装でありながら、着付けを学ばないとひとりで着ることが難しい衣類です。
成人式や結婚式、七五三など人生の節目に着物を着ることがあっても、プロの方に着付けをお願いするという方が多いのではないでしょうか。
その一方で、自分で着付けをして、日常的に着物を楽しんでいる方も一定数います。
「着物を自分で着られるようになりたい」という憧れを実現してくれるのが着付け教室です。着付け教室に通っている年齢層はどれくらいなのか、習おうと思ったきっかけは?など、いろいろ気になるところではないでしょうか。
この記事では、着付け教室を利用したことがある人を対象に行ったアンケートをもとに、着付け教室についてのリアルな声をお届けします。
着付け教室利用者の生の声を聞きたい!
引用元:https://www.dreamnews.jp/press/0000260904/
大阪に本社がある大手呉服専門店が「着付け教室に関するアンケート」を行いました。調査対象は、着付け教室を利用したことがある男女20代以下~60代以上まで、回答者は194名です。早速アンケート結果について、詳しく見ていきましょう。
着物教室を利用している方の性別は?
着付け教室を利用している方の86%が女性という回答でした。9割近い方が女性というのは予想通りですが、「男性」も12%と、1割強はいることがわかりました。
女性だけではなく、着付けを学びたいという男性も少なからずいるという、意外な結果になりました。
着付け教室を利用している方の年齢は?
着付け教室の利用者が一番多い年齢層は、「30代」で44%、次いで「40代」の28%、「20代以下」12%と続きます。一番少ない年齢層は「60代以上」3%でした。利用者の7割が、30代、40代という結果に。
男性は、その傾向がさらに強く、30代が52%、40代が35%、次いで20代以下が9%、と続き、20代以下から40代までで、実に9割以上を占めています。
男女ともに、比較的若い世代の利用者が多く、着物への関心が高まっていると言えるでしょう。
着付け教室をどうやって探した?
「インターネット」33.5%、「口コミサイト」が4.8%で、両方合わせても4割に満たないという意外な結果に。
もっとも多かったのは、「友人や知人の紹介」で42.6%でした。やはり、信頼できる人からの紹介だと教室の内容や雰囲気もよくわかりますし、安心という方が多いのでしょう。
「雑誌や広告」は10.5%、「その他」は8.6%です。
着付け教室を利用したいと思った理由は?
「着物を着る機会が増えたから」「外国に留学したことで、逆に日本の伝統衣装に興味を持った」「スキルを身に付けたかった」「母の着物を着てみたかった」など、複数の回答が得られ、着物の着付けを学ぶきっかけは、人それぞれだということが分かりました。
また、自分が着るだけではなく、着付けをする技術を学びたいという回答もありました。
若い世代にも着物は支持されている
アンケートの結果から、男女問わず比較的若い世代が着物に関心を持っていることが読み取れます。
日本の伝統衣装、文化に誇りを持っている、憧れていることを感じられる嬉しい結果となりました。
着物というとフォーマルで敷居が高いという印象を持っている方が多いかもしれませんが、リユース品をはじめ、リーズナブルな着物も流通しており、ファッションとして気軽に着物を楽しむ人も増えています。
着物を楽しむことは、日本の伝統を守るだけではなく、日々を豊かにしてくれます。世代問わず、着物がもっと身近に感じられる存在になるといいですね。