着付けの早さと美しさを競う大会が開催！競技イベントに出場するメリットとは？

10月24日、石川県金沢市で、着付けの早さと美しさを競う大会が開催されました。「全日本きもの装いコンテスト」の北陸大会です。11月16日には、同大会の世界大会受賞者が首相官邸を表敬訪問したことでも注目を集めました。

着付けを学んでいる人の中には、このような着付けの競技イベントに興味を持っている人も少なくないのではないでしょうか。そこでこの記事では、全日本きもの装いコンテストの概要を紹介しつつ、着付けの競技イベントに出場するメリットは何かなど、着付けの習得を目指す人の役に立つよう、イベントを深掘りしてみます。

引用元：北國新聞

全日本きもの装いコンテストとは？

着物の普及と伝統文化の継承を目的とし、全日本きものコンサルタント協会が毎年開催しているコンテストです。「振袖の部」「留袖の部」「カジュアルの部」「学校対抗の部」「子供の部」「外国人の部」といった部門ごとに、鏡のない舞台上で、一人でいかに手早く美しく着物を着られるかを競い合います。また、立ち居振る舞いや言葉遣い、レポートなども審査の対象に。着装の美しさだけでなく、内面からにじみ出るトータルの美しさが問われる内容です。地区大会の入賞者は、翌年東京で開催される世界大会に出場します。

競技イベントに出場するメリット

今回取り上げた全日本きもの装いコンテストのほかにも、着付け教室などによってさまざまな着付けの競技イベントが開催されています。それでは、こういったイベントに出場するメリットとは一体何でしょうか。

目標を持つことでモチベーションが上がる

ただ何となく着付けを学ぶよりも、具体的な目標を持つことでモチベーションが上がります。自分の意識が変わることで集中してレッスンに取り組めたり、自主練習に励んだりと、普段以上の成長が期待できます。

切磋琢磨することでレベルアップ

出場者同士で競い合いながら切磋琢磨することで、レベルアップにつながります。また、ほかの出場者の着付けを見たり、審査の講評を聞いたりすることで、通常のレッスンではなかなか知ることのできない高いレベルの学びがたくさんあるはずです。

交友関係を広げる機会にも

通常のレッスンで築ける交友関係は、基本的には同じ教室内に限られます。一方、競技イベントは、主催する着付け教室の規模にもよりますが、全国各地から出場者が集まってくることもあるので、着付けという同じ趣味や目標を持つ人との交友関係を広げる機会になります。

まとめ

着付けの競技イベントに出場すると、着付け習得のためにプラスになることはたくさんありそうです。しかし、参加費用が必要だったり、通常のレッスン以上に練習に時間を割かなければならなかったりといった側面もあるほか、マイペースで学ぶほうが合っている人もいます。通っている着付け教室に競技イベントがある場合は、自分の性格やライフスタイルに合わせて検討してみましょう。

いずれにしても、無理なく着付けを楽しむことが一番ですので、競技イベントへの参加を選択肢の1つとして、自分に合った学びのスタイルや目標を見つけてくださいね。